現在、日本で販売されている またたび粉末やキャットニップのほとんどが中国からの輸入品です。主食のペレットなどには、日本国内工場で製造していることが書かれているのに、キャットニップには国産はないのかと探しました。
しかし、「原産:中国(国産)」なんていう記載・・・結局、ほぼ天然素材だから土地が広く人件費が安い中国で作られることになるんでしょうね。
だから、自分で栽培することにしました。同時に自分で栽培したい方に苗を送ることにしました。
🌿キャットニップ
🔹和名:西洋マタタビ(セイヨウマタタビ)
🔹学名:Nepeta cataria
🔹分類:シソ科イヌハッカ属
🔹原産:ヨーロッパ〜アジア西部
→ 今はアメリカや中国でも広く栽培されています
高さ60〜100cmくらいに成長する多年草で、葉っぱはミントに似てて、鋸歯(ギザギザ)。
茎はシソ科の特徴でもある四角柱。
花は初夏~夏に、淡紫色~白色の小花が房状に咲きます。
🐱猫に効くのはなぜ?
🔹主成分:ネペタラクトン(Nepetalactone)
→ 猫の嗅覚に作用して、中枢神経に「幸せホルモン」系の反応を起こします。
🐈反応する行動の例:
スリスリ・ゴロンゴロン・噛む・舐める・蹴り
うっとり・目がとろんとする
ハイテンションで遊ぶ
→ 5〜30分で効果は切れる → しばらく反応しなくなる(リフレッシュ期間が必要)
❗効かない猫もいる!?
約20〜30%の猫には反応なし
遺伝的要素が関係してるらしいです(反応遺伝子がない)
🌱育て方
日当たり:日なた~半日陰
土壌:水はけの良い、軽めの土
水やり:乾燥気味OK(過湿NG)
害虫:比較的強いけどアブラムシに注意!(※)
※アブラムシには木酢液・竹酢液スプレーが効果的です。500~1000倍に薄めて使います。
作業 タイミング ポイント
種まき:3〜6月 or 9〜10月 浅撒き。光が好き!
発芽: 7〜14日 発芽後は日当たり確保
摘芯 :本葉5〜6枚時 分枝してこんもり茂る
収穫: 開花前(6〜8月) ネペタラクトンの量MAXのタイミング
保存 :風通しよく陰干し 乾燥葉にすれば約1年使える
人間のハーブティーにも使える(※ほんのりミント系)
🌙不眠や緊張緩和に効果あり(微鎮静作用)
🐜虫除け効果もあり!モスキート対策に◎
猫用使い方アイデア
🔹ふわふわキッカー:けりけり棒
材料:フェルト or 綿ガーゼ
中綿(手芸綿 or 使い古しタオル)
キャットニップ乾燥葉(細かくちぎる)
作り方:
縦長の布を筒状に縫う(15〜20cmくらい)
綿を詰めながらキャットニップも混ぜ込む
両端をしっかり閉じて完成!
※ 袋が破れて綿を飲み込まないように注意!
🔹またたびハーブ入り蝶
材料:フェルト(カラフル)
キャットニップ
刺しゅう糸
ひも(蝶を動かす用)
作り方:
蝶々の形にフェルト2枚カット
中にキャットニップと綿を詰める
周囲をかがり縫いして紐をつける
🔹マカロン型まんまるピロー
材料:丸くカットした布(2枚)
綿、キャットニップ
作り方:
丸く縫って中に香りと綿を入れるだけ
色を変えてスイーツ風に!
よりマカロンに近づけたい場合は3つ作って真ん中だけ色を変えて、3つを縫い付ける。
🔹スプレー
材料:フレッシュ or 乾燥キャットニップ(10g前後)
精製水(100ml程度)
耐熱ビーカー or 小鍋
作り方:
キャットニップをざっくり刻む(香り成分が出やすくなる)
小鍋に精製水と一緒に入れる
弱火で5〜10分煮出す(沸騰させない!)
粗熱を取ってから濾す
スプレーボトルに入れて冷蔵庫保存(※1週間以内に使い切る)
用途:
猫のおもちゃにしみこませる
爪とぎ・キャットタワーへの誘引
リラックス空間演出
※飲用には使わない!