ミルワーム・・・本名は、チャイロコメノゴミムシダマシ。それの幼虫です。アフリカヤマネもフクロモモンガもこれが大好きで、特に活きたものはエンリッチメントとしての効果も期待できるので、仲良くなるための貢物としては最高です。

ただね・・・苦手な人が多いかと思います。
そんな場合は乾燥ミルワームでも仕方ないかと思います。わたしも最初は「うへぇ~~」って思っていたけれど、だんだん慣れてきました。イエコオロギやデュビア(アルゼンチンモリゴキブリ)は無理だけど・・・
フェアリーネストブレンドの「アフリカヤマネのごはん」にはベースにしている複数のペレットにミルワームミールが(粉末にした乾燥ミルワーム)すでに入っているので、ミルワームはブレンドしていません。
ミルワーム多めだとリンの摂取量が多くなるので、貢物で乾燥 or 活きたミルワームを使う方に合わせてごはんのほうのカルシウムを強化しています。活きたミルワームを使わない場合でもリンとの理想比率内となっています。
活ミルワームは自家培養です。約5gと特選ふすまをカップに入れて30gお届けします。到着したら冷蔵庫に入れてください。ドア側や野菜室くらいがちょうどいいです。4℃くらいで管理してください。これは成長を遅らせるためです。しかし、全く止まるわけではなく、数週間で蛹になる個体もいます。出荷時に終齢より前段階だった場合は脱皮をし(脱皮直後は白くて柔らかい)、蛹になるまでは長くかかります。
与える時には大きなものから与えていくと長持ちします。
ガットローディング
ミルワームを与える時にガットローディングをすることも有効です。これはカルシウムやビタミンを食べさせて、それが消化する前に与えるというものです。特に、ミルワームはリンとカルシウムの比率が悪く、リン過多、カルシウム不足になってしまうのです。
しかし、その手間をかけるより、ブラックソルジャーフライを与えることで解決します。ブラックソルジャーフライは乾燥したものしか入手できないので、生餌のエンリッチメントを重要視される場合は、ガットローディングパウダーを合わせてご利用ください。
ガットローディングパウダーの使い方
給餌12時間前くらいに食べさせる分だけ付属のタッパに入れます。そこに小分けパウダーを1袋入れます。数時間後~24時間後くらいの間でフクモモや鳥やアフリカヤマネなどに与えてください。
使ったパウダーは必ず捨てて、容器を洗ってください。
フェアリーネストのミルワームは特製の餌で培養しています。もしも、自分でも培養してみたい!という方のために(いないか(笑))、培養キットも作りました。これは別途「ミルワームの培養」のページをご覧ください。